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緑内障の人が飲んではいけない薬

最終更新日:2020年4月09日

緑内障には2つのタイプがあり、タイプによっては飲んではいけない薬があります。緑内障の人が飲んではいけない薬の種類やその理由についてみてみましょう。

緑内障100人に聞いてみた
緑内障の治療を始めて使用できなくなった薬はある?

「緑内障から目を守る」編集部が実施した、緑内障患者100名へのアンケートでは、このような経験が集まりました。(※2020年3月に株式会社アスマークにてインターネット調査)

  • 風邪薬(23歳男性・眼圧13mmHg/73歳女性・眼圧16mmHg)
  • 腰痛のブロック注射がうてなくて、飲み薬しか治療方法がないと言われた(47歳男性・眼圧15mmHg)
  • アモキサン(49歳男性・眼圧16mmHg)
  • 泌尿器科の薬と精神科の薬(53歳女性・眼圧27mmHg)
  • 喘息を発症し、使えなくなった目薬があるが、10年以上前のことで薬品名は忘れた(56歳女性・眼圧17mmHg)
  • 花粉症の薬 抗不安薬(62歳女性・眼圧17mmHg)
  • コソプト点眼薬(73歳女性・眼圧26mmHg)

緑内障のタイプによって違う

緑内障には2つのタイプがあるのを知っていますか?房水の出口(隅角)の広さで分けられるのですが、隅角が狭いタイプの緑内障の場合には、控えなければならない薬が存在するのです。

薬の中には「散瞳(さんどう)作用」といって、瞳孔を拡大させる作用をもつものがあります。風邪薬、抗不安薬、抗うつ薬、アレルギー薬、睡眠薬、気管支拡張薬、心臓疾患薬などに多い「抗コリン薬」です。隅角が狭いタイプの緑内障の人が抗コリン薬を服用してしまうと、散瞳作用によって隅角が閉塞してしまうことがあり、緑内障発作のリスクが生じます。発作が起こると早急な手術が必要になり、場合によっては失明につながる恐れがあるのです。

このようなことから、緑内障の人は、自分の緑内障のタイプや注意すべき薬などを主治医に尋ね把握しておくと、他科受診の際にも、医師や薬剤師に相談しやすいでしょう。

緑内障が注意すべき主な薬

ステロイド

ステロイドを含む薬は、眼圧を上昇させるリスクがあるため、どちらのタイプであっても注意が必要です。個人差があるため一概にはいえないのですが、ステロイド薬を用いた治療を受けている場合には、定期的に眼圧を測定するようにしましょう。

抗コリン薬

抗コリン薬は、散瞳作用、眼圧上昇作用があるため、隅角が狭いタイプの緑内障では使用を控えるべきとされています。ただし、レーザー虹彩切開、周辺虹彩切除、白内障などの手術で隅角が広くなった場合には使用が可能です。隅角が広いタイプではこのような問題はありません。

緑内障で飲んではいけない睡眠薬・精神安定剤

ベンゾジアゼピン系が大半を占める睡眠薬・精神安定剤は、弱いながらも抗コリン作用があるとされ、緑内障禁忌となっています。

緑内障で飲んではいけない風邪薬

風邪薬や鎮咳薬、気管支拡張薬の中には、抗コリン作用をもつ薬が多く、緑内障の人は服用に注意が必要なものがあります。

基本的には、隅角が狭いタイプの緑内障の場合が該当するようですが、例として挙げた薬以外にも、緑内障禁忌という薬はありますので、薬の服用が必要な場合には、医師や薬剤師によく相談の上服用することをおすすめします。

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