最終更新日:2020年5月29日
緑内障の人の不安や悩みは他の人にはなかなか分かってもらえない場合も…。自らも緑内障と闘っている立場の編集部員たちと緑内障の不安や悩みを一緒に考えてみましょう。
「緑内障から目を守る」編集部が実施した、緑内障患者100人へのアンケート調査によると、緑内障の進行の有無にかかわらず大半の人が何かしら不安を抱えていることが分かりました。(※2020年3月に株式会社アスマークにてインターネット調査)
特に失明に対して不安を抱く人が1番多く、運転や趣味・仕事など緑内障の進行によって今の生活がどう変化してしまうのか心配する声が多くあがりました。
緑内障が失明につながる病気であることは事実ですが、適切な治療やケアをしていれば必要以上の心配や不安は必要ありません。
ただし、症状によっては短期間で失明に至ってしまうケースもありますので、油断は禁物です。
緑内障で一度失った視野は元に戻せませんが、残されている視野を守り、失明に至らないようにすることは可能です。治療と併せて自分にできるケアを取り入れ、進行を抑える意識を高く持つことが大切です。
緑内障の検査で欠かせない視野検査は、単純な検査ながらも目がつらい・精神的に疲れるといった人が多く、嫌厭されている検査です。
しかしながら、視野検査は自覚症状の乏しい緑内障の進行度合いをチェックする上で非常に重要な検査ですので、コツを知って上手くスムーズに乗り切りましょう。
緑内障の目薬は、眼圧の上昇を抑えるために毎日決まった時間に点眼することが重要ですが、「つい忘れてしまった…」という経験がある人は多いようです
目薬を差し忘れてしまった場合には、どのように対処すればよいのでしょうか?
緑内障になって、パソコンや運転など、目を使う仕事が思うようにできなくなってしまった場合、どうすればよいのでしょうか?
なるべく目を使わない仕事に転職…という選択肢もありますが、現実的にはそう簡単なものではありません。
緑内障になってしまった場合には、1人で悩まず、転職を考える前に思い切って職場に相談してみることで解決の糸口が見つかる場合もあるようです。
緑内障であっても基準をクリアしていれば運転免許の取得は可能です。しかし、知らず知らずのうちに視野欠損が進行している状態で運転をしていると、事故を引き起こすリスクが高いという調査結果もでています。
生活のために運転をせざるをえないという人も少なくありません。緑内障の人が安全に車を運転する際には、日頃からの治療とケアで、緑内障の進行を抑えること大切です。
緑内障の進行を抑えるために、目を使う趣味をあきらめてしまう人も少なくありません。しかし心身の健康のためにも、何か1つでもいいので、趣味は持っていたいものです。
緑内障の進行を抑える治療とケアをしながら、目を使わない趣味・目に優しい趣味をみつけて、新しい趣味の世界を広げてみましょう。