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やっぱり緑内障にスマホは悪影響?

最終更新日:2020年4月14日

スマホは日常生活に欠かせないツールとなっている人も多いと思います。しかし、近年ではブルーライトが目に与える悪影響も多く取り上げられるようになりました。緑内障の人にとって、スマホの利用はどのような悪影響を及ぼすのでしょうか?また、どのような点に注意すれば緑内障の進行に影響することなく、スマホを利用できるのでしょうか?緑内障の人が気を付けるべきスマホの利用についてみてみましょう。

スマホと緑内障進行の関係

緑内障100人に聞いてみた

視野欠損の進行別にみるスマホ利用時間

「緑内障から目を守る」編集部が実施した、緑内障患者100名へのアンケート結果をもとに、直近1年間の視野進行の有無で対象者を分類し、スマホの利用時間を比較してみました。(※2020年3月に株式会社アスマークにてインターネット調査)

緑内障アンケート:スマートフォン利用時間

このグラフから分かることは、視野欠損が進行してしまった人は、進行していない人と比べると

  • スマホを利用しない人・利用時間が少ない人の割合が少ない
  • 長時間利用する人の割合が多い

と言えるのではないでしょうか。

ブルーライトが視神経を疲れさせる

ブルーライトは、スマホやパソコン、液晶テレビなどから発せられる光のことです。紫外線に近い波長で目への刺激が強く、網膜へのダメージも発生します。特に、スマホは群を抜いてブルーライトの量が多いとされているため、長時間の使用は眼精疲労につながるのです。

眼精疲労とは、単に目の筋肉疲れている状態ではありません。目の奥の視神経や脳も同じように疲労している状態です。眼精疲労が起こると、脳は目の血流を改善して疲労を解消させようとします。そうすると、一緒に眼圧まで高くなってしまうのです。

こうしたメカニズムから、スマホの使い過ぎが緑内障に悪影響を及ぼすとされています。

スマホ老眼

スマホ老眼とは、スマホの長時間使用により引き起こされた老眼のような症状のことをさします。スマホ老眼に年齢は関係なく、「手元が見えにくい」「夕暮れ時になると見えずらい」などが主な症状です。

スマホ老眼は、目のピント調節機能がスムーズにできなくなるために生じます。適度に遠くを見たり近くを見たりしていれば、ピント調節は緩やかであるため負担はかからないのですが、スマホのように至近距離で小さい画面を長時間凝視していると、ピントを調節している毛様体筋という目の筋肉が疲労により凝り固まってピントが合わせづらくなってしまうのです。

緑内障の場合、スマホ老眼のような眼精疲労が起こると、目の血流悪化による眼圧上昇の影響で、症状が悪化する可能性がありますので、注意が必要とされいます。

老眼は緑内障につながる

老眼は、加齢によって水晶体が硬くなり、ピント調節がスムーズにできなくなってしまう状態をさします。加齢に伴う変化であるため防ぐことは難しく、症状が現れた場合には老眼鏡で対応するのが基本です。

しかし、「老眼鏡をかけると余計老眼が進む」という思い込みから、老眼であるにも関わらず老眼鏡を使用しないで生活している人も…。しかし、実際には老眼鏡をかけたからといって老眼が進行することはなく、かえって老眼鏡をかけたほうが目への負担を軽減することができます。

老眼の人が老眼鏡なしで生活していると、目は日々負担を強いられることとなり、慢性的な眼精疲労状態に…。目の筋肉、視神経、脳が疲れて消耗してしまい、老眼の進行だけでなく、視神経のダメージによる緑内障を引き起こす場合もあります。

緑内障の人のスマホ利用時の注意

緑内障だからといってスマホを使えないということではありません。しかし、スマホによって眼精疲労が生じると、眼圧の上昇につながることから、利用する際には、目に負担をかけ過ぎないよう意識することが必要です。

例えば、適度な休憩をとる、目をケアする(目を温める、目によい食事や栄養を摂取する)、ブルーライトをカットするメガネやフィルターを利用するなどの方法があります。便利なスマホが緑内障悪化の原因とならないよう、スマホは目のケアを意識しながら利用することが望ましいといえるでしょう。

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