最終更新日:2020年4月15日
緑内障の検査で多くの人がつらい・疲れる…という視野検査。だからといって避けられるものではないのですが、大変なのは自分だけじゃないと思うと頑張れることはありませんか?ここでは、視野検査を受けた人の体験談や視野検査の必要性、検査のコツなどをまとめていますので、視野検査を受ける際の参考にしてみてください。
「緑内障から目を守る」編集部が実施した、緑内障患者100名へのアンケート調査によると、半数の人が視野検査の時間の長さや集中力のキープに苦労していることが分かりました。(※2020年3月に株式会社アスマークにてインターネット調査)
検査時間の長さ | 53 |
---|---|
集中力が切れそうになる | 43 |
疲れる | 38 |
目を開け続けられない | 32 |
目が乾く | 29 |
自分が信じられなくなる・自信が無くなる | 16 |
その他 | 2 |
視野検査、辛いですよね!私はいつも瞼を持ち上げてテープで留められるのですが、無理矢理目を開いてる状態も辛いし、前を見てるのも辛いし、涙が滲んできて最後の方は酷い成績になります⤵︎⤵︎
— YORA (@goldtopmom) April 3, 2019
7年前に緑内障との診断を受けてから、定期的な視野検査を年に3~4回受けています。しかし…この視野検査、何度受けてもつらいです。痛いとかいうのではなく、精神的につらい。点灯する小さな点が見えたら手元のスイッチを押すのですが、その点が実に微妙…。でも悩んでしまうと押しそびれてしまうし…はたまた自分が見えていないだけかもと思ったりも…。本当に神経を使う検査です。
※参照元:じょんたの日々雑記|緑内障の視野検査
目が乾く…疲れてくる…集中力が切れてくる…ちょっと気を抜けば「まっすぐ前を見てください」と注意される…これが視野検査のつらいところです。
視野検査は、光が見えたらボタンを押すという簡単な検査なのですが、その光がほんの一瞬なので、瞬きしてしまうと逃してしまいます。見えないと不安になってくるし…ずっと見ていると目が乾燥して涙目になって余計に見えづらくなるし…単純だけどなんだか疲れる検査です。
※参照元:人生楽ありゃ苦もあるかあ?|目の診察
私も年に1度、緑内障の定期検診に行きます。年に1回だけなのに、視野検査は憂鬱です…。自分のことが信じられなくなっちゃうんですよね。(編集部員:関口さん)
視野検査は片目ずつの検査となりますので、片目を隠して行います。
検査時間は個人差がありますが、片目につき5~15分程度です。
負担が大きく人気のない視野検査ですが、それでも緑内障の人には必須とされる重要な検査です。緑内障は、ゆっくりとしたペースで進行し、自覚症状も出にくいのが特徴。そのため、定期的に受けることで、視野障害の状態をデータとして比較し、眼圧のコントロールに役立てることができる視野検査が重要とされているのです。
多くの人がなかなか上手くできないという視野検査。ちょっとしたコツをご紹介します。
この3点を意識し、余計なことは考えず落ち着いて、とにかく「光ったと思ったら押す」ということだけに集中すると、視野検査が少し楽になるかもしれません。
緑内障の治療には欠かせない視野検査は、決して楽なものではありませんが、そこから得られるデータは、緑内障が進行しないよう、眼圧をコントロールする上で非常に重要なものです。大変でも定期的な視野検査はきちんと受けるようにしましょう。あわせて、日頃からのセルフケアも緑内障進行を抑えるためには大切ですので、眼圧を上げない生活も意識して過ごすようにしましょう。