最終更新日:2020年4月15日
緑内障の目薬は、眼圧のコントロールに欠かせないもので、毎日忘れずに点眼することが必要。しかし、ついうっかり差し忘れてしまったという人も少なくないようです。
では、目薬を差し忘れてしまったらどうすればよいのでしょうか?体験談を交えて対処法や差し忘れ防止のアイディアなどをご紹介します。
うっかり目薬を差し忘れてしまった場合には、翌日に2回分点眼するのではなく、思い出した時点で点眼すればよいとされています。そして、翌日からまた決められた時間に点眼してリズムを戻すのが基本です。
目薬の多くは防腐剤が含まれていて、一度に多く点眼すると防腐剤の影響で角膜を傷めるリスクがあり、点眼薬の種類によっては過剰な点眼は眼圧下降効果を落とす場合があることが理由とされています。
緑内障の目薬は毎日のことなので、時にはうっかり忘れてしまう場合も…。目薬を差し忘れた経験のある人は少なくありません。
「緑内障から目を守る」編集部が実施した、緑内障患者100名へのアンケート調査によると、2種類以上の目薬を使用している人が合計41名と約4割いることが分かりました。(※2020年3月に株式会社アスマークにてインターネット調査)
目薬を使用している87名のうち、目薬を差し忘れたことがあるのは59名。半数以上が点眼忘れを経験しており、残念ながら珍しいことではないようです。
私も緑内障の目薬でキサラタンを使用しています。1種類だけなのに差し忘れちゃうことがしばしば…。(編集部員:関口さん)
緑内障の目薬を差し忘れた人の体験談をみてみましょう。
実は先月緑内障と診断された。しかしちゃんと治療を続ければ大丈夫なタイプの緑内障。がつい目薬差すの忘れそうになるダメ人間です(>.<)
— ノリハシ (@norihasitada) March 14, 2015
あーっ、緑内障の目薬を忘れた;;
— 阿玲[あれん] (@yu_ling87) March 9, 2019
眼圧を下げるものだけど、そもそもが通常眼圧で、効いてるかどうかイマイチ分からないって、毎回ドクターにも言われるw
今回のうっかりは、目薬だったか(この前はハンドクリーム…滅多に使わないけども)
差し忘れしやすい緑内障の目薬。差し忘れを防ぐためのみんなのアイディアをご紹介します。
「緑内障の目薬を点眼」をやりとげた!
— はらっぱ (@harappa201005) August 22, 2019
これはよく忘れそうになるので、タスク管理アプリを使ってチェックしています。
それにしても、病気が増えると薬やらリハビリやら、やることが増える増える(笑)
「お薬リマインダー・飲み忘れ防止アプリ」という、薬の服用タイミングを毎日知らせてくれる、薬の飲み忘れを防ぐためのアプリがあります。使用する薬を入力するだけで簡単・手軽に服薬管理。服薬履歴のレポートも作成できるので、服薬状況を医師に伝える際にも役立てることができます。
緑内障の目薬、アラーム設定していても、後回しにしたまま忘れそうになることが頻発したので、とうとう冷蔵庫の扉の私の目線に貼り付けた。あんど、夫に「目薬した⁉️」と聞かれるので、見て分かるようにしてみた。目のイラストが我ながらシュールww今日はいまからです。 #緑内障 pic.twitter.com/xUFABkKEmK
— こるり (@koruri130) August 5, 2019
緑内障の薬はとても大事なものですが、わかっていてもつい忘れてしまう人も多いようですね。でも、差し忘れてしまった場合でも、気づいた時点で点眼すればよいことを知っていれば、万が一の時に焦らないで済みそうです。
スマホのアプリなどを取り入れるのもナイスアイディア!冷蔵庫のドア貼り付けも、頻繁に目がつく場所だから、アナログだけど効果大かもしれませんね!
私の場合は、キサラタンの色素沈着を防止するために「洗顔の前」「お風呂の前」と、洗い流すタイミングで点眼するようなマイルールを作りました!(編集部員:関口さん)
緑内障の治療に欠かせない目薬はなるべく差し忘れのないように、自分に合った差し忘れ防止策を講じるなどして毎日の生活リズムに取り込むようにしましょう。
緑内障の進行抑制には、毎日の目薬と一緒に、眼圧のコントロール状態をきちんと把握しながら、視神経のセルフケアも取り入れると、よりよい効果が期待できるでしょう。