最終更新日:2021年3月26日
こちらのページでは、緑内障予防にサングラスが必要なのかという疑問に応えていきます。
結論から先に書くと、緑内障を予防するためにサングラスの着用の有無は、直接的影響はないようです。しかし太陽の紫外線は、黄斑部網膜(おうはんぶもうまく)や水晶体にダメージを負わせて、白内障や黄斑変性症、角膜炎などの病気を引き起こします。
目の健康を守るためにも、日差しの強い日は、紫外線をしっかりカットできるサングラスを着用して目を保護しましょう。
「色の濃いレンズ=目を保護できる」ではありません。サングラスを選ぶときは「紫外線透過率」をチェックしましょう。
紫外線透過率とは、そのレンズがどれほどの紫外線を透過するかの数値です。数字が低いほど目に届く紫外線が少ないことになるため、サングラスを選ぶときはレンズのカラーにとらわれず、紫外線透過率1.0%以下の商品を選ぶことが大切です。
※参考:メガネスーパー
紫外線が緑内障を引き起こすわけではありません。しかし肌が焼けるように、紫外線は目にも悪い影響を与えます。紫外線の多くは角膜や水晶体で受け止めます。そのため白内障や角膜炎、視界の中心がぼやけたり歪んで見える黄斑変性症、白目部分が黒目部分に侵入してくる翼伏片(よくじょうへん)という目の病気を引き起こす原因になるのです。
いきなり病気にならないまでも、紫外線を長く浴びすぎると、目が充血する、異物感がある、涙が止まらない、目が乾く、といった違和感が生じた人も多いのではないでしょうか。このようなダメージは目の酷使につながり、間接的に緑内障に悪影響を与える可能性があります。
私たちが目で見ることのできる光(可視光線)のなかで、ブルーライトは紫外線に最も近い波長を持っています。ブルーライトはパソコンやスマホなどのディスプレイや、LED照明に多く含まれており、特にスマホやパソコンは、仕事やプライベートで長時間使う人が多くため、目に悪い影響を与えがち。
ブルーライトを遮断するためにも、PCやスマホ画面にブルーライトをカットするフィルムを貼ったり、ブルーライト対策用メガネを着用しましょう。
※参考:ブルーライト研究会
体のなかでも、目は日常的に酷使する部位です。年齢を重ねるほど目の負担も増えてくるので、思いやりを持ち大切に使いましょう。緑内障をはじめ、ほかの目の病気を予防するためにも、下記のような対策を取り入れてください。