最終更新日:2021年4月15日
目の健康は充実した日々を送るためには欠かすことのできない大切な要素。スマートフォンやPCなど、何かと目を酷使しがちな現代社会においては、積極的に目をケアし、その機能を維持することが重要です。年をとって視力が落ちた、目がかすむといった悩みを抱えている方は、目を若返らせることで、いつまでも生き生きと暮らしていけるように努めましょう。
日常生活のあらゆる場面において、目の機能は重要は役割を果たしています。普段何気なくしている行動も、目の機能が低下することによってうまく行うことができなくなってしまう可能性があります。車の運転ができなくなったり、趣味を楽しめなくなってしまったりしたら、その後の生活はとても不便にものになってしまうはずです。
また、視覚からの情報は脳に伝わる情報の8割を占めると言われており、視力が低下すると日常生活におけるストレスやケガ・死亡のリスクが高まると言う研究結果も報告されています。「見る」という行為の価値を改めて認識し、自分の目の状態を見つめ直してみてはいかがでしょうか。
※参考:[pdf]平塚義宗『自分も困る、家族も困る、社会も困る視覚障害』(https://www.gankaikai.or.jp/press/20150908_1.pdf)
昔から「メガネをかけると目が悪くなる」という噂がありますが、目が見えにくい状態で生活を送るのは目の負担を大きくし、心身にストレスを与えます。その結果、眼精疲労や血行不良を引き起こし、目の老化を早めてしまうことにも繋がりかねません。
メガネ・コンタクレンズなどの視力矯正器具は、適切な度数のものを選べば視力などに悪影響を与えることはありません。自分にあったメガネやコンタクトを使って日常生活を快適にするのはアイケアの基本。度数の合っていないメガネ・コンタクトレンズを使用している方や、見えにくいのに視力矯正をしていない方は、適切な矯正器具を選ぶことで、目を若返らせることができるはずです。
目に紫外線(UV)を浴びると活性酸素の量が増え、角膜を傷めてしまいます。角膜のダメージはさまざまな病気を引き起こし、目の老化を招くことにつながります。肌と同様、目を紫外線から守ることは目のエイジングケアにおいてとても重要なポイントと言えます。
加齢に伴って目の水晶体が濁る白内障も、その最大の危険因子は紫外線による目のダメージ。失明や急激な視力の低下を防ぐためにも、紫外線から目を保護するようにしましょう。
紫外線から目を保護するためにはサングラスの着用が効果的。紫外線カット機能のある、顔の形のあったサングラスを着用することで、目に入る紫外線の量を減らすことができます。なお、サングラスは色がついてるだけでは意味がありません。ちゃんと紫外線カットの機能があるかどうかをチェックして選ぶようにしましょう。色がついていれば光の眩しさを防ぐことはできますが、紫外線カット機能がなければ逆効果です。
目の疲れは老化の大敵。目を酷使してしまった時には、しっかりと目を休めることが重要です。目のまわりをマッサージしたり、目の疲れに効くツボを押したりすることで、蓄積した眼精疲労を解消することができます。蒸しタオルで目を温めたり、ゆっくり入浴したりするのも効果的です。
目のピント調節には毛様体筋という筋肉がかかわっており、この筋肉が疲れてうまく動かなくなると目の機能が低下してしまいます。肩や足が疲れてしまった時と同様、この筋肉を温めたりリラックスさせたりすることで、目の機能の維持・回復に努めましょう。
食事やサプリで目に良い栄養素を摂取することも目のエイジングケアには欠かせません。目に良い栄養素として有名なのはルテイン、アントシアニン、アスタキサンチンなど。そのほか、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンEといった各種ビタミン類も目の保護や疲労回復に役立つ成分なので、積極的に摂取するようにしましょう。
ちなみに、目に良い食品として有名なのはブルーベリーですが、最近アイケア業界で注目されているのは、スーパーフードとして人気のアサイー(アサイベリー)です。アサイーにはポリフェノールの一種であるアントシアニンという成分が豊富に含まれており、疲れ目の改善や目の健康維持に役立つと言われています。強力な抗酸化作用のある成分なので、目だけでなく、全身のアンチエイジングに活用できそうです。